真打登場
久しぶりに私が学ばせて貰った「身体均整法学園 大阪校」を訪問した。
2年間の勉強期間の残り半年のこの時期、大きな山場の授業が行われるからだ。
この授業を受け持つのが、出来の悪い私にも勉強の場を与えて指導して下さる千葉のM先生なのだ。
過去記事にもM先生が出て来たが、あのM先生と今回のM先生は別人で、お二人は身体均整法学園の頭脳と言って良い存在だ。
千葉のM先生の授業は、他の手技療法の授業のように「この症状の場合は、この場所をこうすれば改善します。さあ、皆さんも真似てやって下さい。」的な見て真似るような手法では無く、人体を解剖学・構造学的に解明して、刺激はどの神経回路をどのように伝わって、どの臓器に届き、どのような変化をもたらすのか理論的に教えてくれる。
ほとんどの手技療法は理論的に不明瞭なものばかりだ。だから、とんでもない詐欺紛いのモノが多く入り込む余地が出来てしまう。
教えられたまま全部のお客さんに同じ内容の施術を行うと必ず倒れる人が出る。
解り易く例えると、高血圧と低血圧では真逆の操作内容でなければならないのは素人でも察しはつくだろうが、そんな事すら考えもしない連中だって存在する。
中には、背中から「エイッ!」と気合をいれて7,000円とか、別室から壁越しに気を送るなんてのまで存在する。気が効くのかどうか私には理解不能だからそれをどうこう言う気は無いが、せめて目の前でやってやれよ。お客が不安になるじゃないか。だが、こういう店が結構繁盛してるというから真面目にやってるのが辛くなる。(しくしく・・)
今回の授業内容は「観歪法」といって、身体の歪みを観察して異常のある臓器を特定し、体表に現れた異常点を操作して不調の改善を図るというもの。
人間の体には綿密に神経が走行していて、内臓や筋肉、血管や皮膚などを管理している。
大雑把に説明すると、交感・副交感神経の2系統でクルマのアクセルとブレーキのように臓器をコントロールしている。その枝には知覚・運動神経も含まれる為に、内臓異常は即、筋肉の緊張や弛緩を引き起こし体型を歪め、皮膚にくすみやあれ、知覚異常を発生させる。
なので、皮膚や筋肉の異常点に適切な刺激を入れ、内臓異常を改善し、歪みを取る方法を理解し習得するというのがこの授業の目的なのだ。
M先生の理論はとっても明快なのだが、初めて聞く者には到底理解出来ない。
鍼灸資格を持ってる人でも??だらけなのに、一般参加の学生さんは、フランス人に道を尋ねられたような状態に陥る。
先生の「どう、簡単でしょ。皆さん、解りますか?」の言葉に、力無く頷く一同。
解るよその気持ち。私も最初は知恵熱が出るんじゃないかと思う位酷く混乱したし、今でもザックリとしか理解出来てない位難しいんだから。
でも、この授業をちゃんと受ければ、整体の看板揚げときながら、癒しなんてサロンみたいな謳い文句で集客しないで済むんだから有り難い話じゃないですか。
今、学生さんを苦しめているのは自律神経と内臓の関連性なのだが、この自律神経は先にも説明したように大まかに言って交感・副交感神経の2系統で別のルートを走行しながら、クルマのアクセルとブレーキのように臓器をコントロールしている。
2系統を比べると交感神経は胸・腰椎から左右に伸び、まだ理解し易いのだが、副交感神経は「迷走神経」とも呼ばれる位複雑な走行をしている。おまけに、頭部から伸びる左右2本の迷走神経と仙骨から伸びる左右骨盤内臓神経とに分かれ、胸・腹部と骨盤部とを別々に管理している。しかも臓器間を電車の線路みたいに連続して繋いでいるから更にややこしいのだ。
私も始めは「なんでこんな廻りくどい走行なんだ?」と思ったのだが、ある程度理解し出すとある事に気が付いた。
上と下で分けとかないと、飯喰う度に即、勃起したりウンコしたくなる可能性が有るじゃないか。そば屋で「立ち喰い」にならず、トイレにたたないでゆっくり食事出来るように神様は考えてくれたのだろう。
こんな複雑で愉快な人体の不思議の勉強もあと半年、秋には彼(彼女)らも卒業です。皆さんの街で見かけたら可愛がってあげてください。新人でも均整師はかなりやりますよ。優秀な講師陣にビシビシ鍛えられてますから、本気で治しにかかって行きますからね。
「身体均整法学園 大阪校」来期生募集中。十月開校で~す。
2年間の勉強期間の残り半年のこの時期、大きな山場の授業が行われるからだ。
この授業を受け持つのが、出来の悪い私にも勉強の場を与えて指導して下さる千葉のM先生なのだ。
過去記事にもM先生が出て来たが、あのM先生と今回のM先生は別人で、お二人は身体均整法学園の頭脳と言って良い存在だ。
千葉のM先生の授業は、他の手技療法の授業のように「この症状の場合は、この場所をこうすれば改善します。さあ、皆さんも真似てやって下さい。」的な見て真似るような手法では無く、人体を解剖学・構造学的に解明して、刺激はどの神経回路をどのように伝わって、どの臓器に届き、どのような変化をもたらすのか理論的に教えてくれる。
ほとんどの手技療法は理論的に不明瞭なものばかりだ。だから、とんでもない詐欺紛いのモノが多く入り込む余地が出来てしまう。
教えられたまま全部のお客さんに同じ内容の施術を行うと必ず倒れる人が出る。
解り易く例えると、高血圧と低血圧では真逆の操作内容でなければならないのは素人でも察しはつくだろうが、そんな事すら考えもしない連中だって存在する。
中には、背中から「エイッ!」と気合をいれて7,000円とか、別室から壁越しに気を送るなんてのまで存在する。気が効くのかどうか私には理解不能だからそれをどうこう言う気は無いが、せめて目の前でやってやれよ。お客が不安になるじゃないか。だが、こういう店が結構繁盛してるというから真面目にやってるのが辛くなる。(しくしく・・)
今回の授業内容は「観歪法」といって、身体の歪みを観察して異常のある臓器を特定し、体表に現れた異常点を操作して不調の改善を図るというもの。
人間の体には綿密に神経が走行していて、内臓や筋肉、血管や皮膚などを管理している。
大雑把に説明すると、交感・副交感神経の2系統でクルマのアクセルとブレーキのように臓器をコントロールしている。その枝には知覚・運動神経も含まれる為に、内臓異常は即、筋肉の緊張や弛緩を引き起こし体型を歪め、皮膚にくすみやあれ、知覚異常を発生させる。
なので、皮膚や筋肉の異常点に適切な刺激を入れ、内臓異常を改善し、歪みを取る方法を理解し習得するというのがこの授業の目的なのだ。
M先生の理論はとっても明快なのだが、初めて聞く者には到底理解出来ない。
鍼灸資格を持ってる人でも??だらけなのに、一般参加の学生さんは、フランス人に道を尋ねられたような状態に陥る。
先生の「どう、簡単でしょ。皆さん、解りますか?」の言葉に、力無く頷く一同。
解るよその気持ち。私も最初は知恵熱が出るんじゃないかと思う位酷く混乱したし、今でもザックリとしか理解出来てない位難しいんだから。
でも、この授業をちゃんと受ければ、整体の看板揚げときながら、癒しなんてサロンみたいな謳い文句で集客しないで済むんだから有り難い話じゃないですか。
今、学生さんを苦しめているのは自律神経と内臓の関連性なのだが、この自律神経は先にも説明したように大まかに言って交感・副交感神経の2系統で別のルートを走行しながら、クルマのアクセルとブレーキのように臓器をコントロールしている。
2系統を比べると交感神経は胸・腰椎から左右に伸び、まだ理解し易いのだが、副交感神経は「迷走神経」とも呼ばれる位複雑な走行をしている。おまけに、頭部から伸びる左右2本の迷走神経と仙骨から伸びる左右骨盤内臓神経とに分かれ、胸・腹部と骨盤部とを別々に管理している。しかも臓器間を電車の線路みたいに連続して繋いでいるから更にややこしいのだ。
私も始めは「なんでこんな廻りくどい走行なんだ?」と思ったのだが、ある程度理解し出すとある事に気が付いた。
上と下で分けとかないと、飯喰う度に即、勃起したりウンコしたくなる可能性が有るじゃないか。そば屋で「立ち喰い」にならず、トイレにたたないでゆっくり食事出来るように神様は考えてくれたのだろう。
こんな複雑で愉快な人体の不思議の勉強もあと半年、秋には彼(彼女)らも卒業です。皆さんの街で見かけたら可愛がってあげてください。新人でも均整師はかなりやりますよ。優秀な講師陣にビシビシ鍛えられてますから、本気で治しにかかって行きますからね。
「身体均整法学園 大阪校」来期生募集中。十月開校で~す。

